日野市在住の女優、中村万里さんが初めてプロデュースした連続ラジオドラマ「イサ・パッパと二匹の小悪魔」
子どもの頃からラジオに親しんできた中村さんが「自身でラジオドラマを作りたい」という夢を実現させた。
中村さんは、舞台を中心にテレビドラマや映画に出演し、声優としても活動する。
幼いころからラジオを聴くのが好きで、連続ドラマに夢中になった。今も自宅の各部屋に四台のラジオを置き、用事をしながら楽しめるように同時に鳴らしているという。「ラジオドラマを聴くときのドキドキわくわくする気持ちを伝えたい」
昨年の秋、NHKラジオ第一放送の「新日曜名作座」などを手掛ける脚本家の入山さと子さんらに相談し、協力を取り付けた。コロナ禍のなか、試行錯誤しながらドラマを完成させた。
原作は、写真家・作家・詩人の小野寺誠さんが1982年に出版した小説「イサ・パッパと2匹の小悪魔」(絶版)。
小野寺さんはバックパッカーとして北極圏などを巡り、70〜80年代にフィンランドに居住。フィンランド人の妻との間に二人の子どもをもうけた。「イサ」はフィンランド語で「父上」を意味し、フィンランドで暮らす親子の様子がコミカルに描かれている。
ドラマには俳優の筒井巧さん(父役)、片桐千里さん(母役、長男役)が出演。中村さんは長女役と語りを務めている。
中村さんは「私の思いに共感してくれた関係者の心意気が詰まった作品。心が温まる内容なので、親子で楽しんでほしい」と呼び掛けている。
ドラマはラジオフチューズでの放送は終了したが、来春、宮城県のラジオ石巻での放送が決定した。
2021年1月9日~30日
毎週土曜日11:30分~11:59分の「歌とおはなしのろうそく」の番組内で放送される。(再放送は翌週月曜日9時~9時29分)
まだ、
お聴きになられてない方、是非とも一度聴いてみて下さい。
DVDの発売もしております。
筒井巧